中村修二「怒りのブレークスルー」

「怒り」と書いていますが、

私憤ではなく、

公憤だと理解します。


ノーベル賞を受賞した中村修二。

この中村さんに関する本を二冊、読み終えました。

日亜化学との裁判が騒がれていた当時、

私は、この人の考え方、生き方にまったく魅力を感じませんでした。

「怒り」という言葉には、私をとおざける意味合いが強すぎたこともあったでしょう。


今、必要に促されて、この2冊を読み終えてみて、

中村修二さんについての見方がすっかりと変わりました。


江戸時代のはじめに鎖国政策をとってからの日本の体制をひっくりかえす。

あるいは、

平清盛以降の武士の価値観をひっくりかえす。

それぐらいの価値が、

この人の生き方、考え方には、

あるのかもしれません。


中村修二さんのように、

既成の考え方にとらわれずに考えることができたなら、

ノーベル賞クラスの

発明をする人たちがもっと現れることになるでしょう。

この方の

「怒りのブレイクスルー」。

ぜひ、手にとって読んでみることをお薦めします。


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